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ドラッカーの「マネジメント」

ゴールデンウィークもおわり皆様いかがおすごしでしょうか。

平素は大変お世話になりありがとうございます。

 

今年もはや4カ月が過ぎました。

私達にとっては依然として厳しい景況観のなかですが、

なんとか考えて行動して道を切り開いていきたいところです。

 

今回は、今書店で話題の

『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』

(ダイヤモンド社)と『マネジメント(エッセンシャル版)』(ダイヤモンド社)から、

また印象に残っていますことをご紹介させていただきます。

 

 

 

『もし...ドラ...』

 

『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』は、

高校野球の新人の女子マネージャーと野球部の仲間たちが、

ドラッカーを読んで甲子園を目指すという青春小説です。

「萌え系」の装丁がひときわ目立つこの本は

書店で手に取るのにも気恥ずかしさを感じるのですが、

読み始めますとドラッカーのことが分かりやすい、そして感動、感動、涙、涙です。

 

野球部の「顧客」を「高校野球に携わるファンの方々」、

顧客の求めている価値を「感動」と考えて、

野球部の目的と使命を「感動を与えること」と定義する、

そして目標を「甲子園に出る」ことにおく、

また目標を達成するために集中して取り組むべき指針を

「ストライクとボールを見極める」等に決める。

そうして、どうすれば目的・目標が果たせるのかを考え、

野球部の部員一人一人が行動していきます。会社経営と同じです。

 

無名の都立高校の野球部が

甲子園に出ることを目標として目指して進んでいく中では、

いろいろな問題・課題が発生しますが、

主人公の女子マネ―ジャーみなみを中心に、部員一人一人の強みを生かし、

真摯に一生懸命、一丸となってこれを乗り越えていきます。その姿が感動でした。

 

 

 

 

『マネジメント』

 

『もし...ドラ...』に触発されてドラッカーの

『マネジメント(エッセンシャル版)』を読んでみました。

以下印象に残りましたところを列挙します。

 

 

・マネジメントの三つの役割

 

①自らの組織に特有の使命を果たす。

 

②仕事を通じて働く人を生かす。

 

③自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。

 

もう一つ、成果の小さい分野、縮小しつつ分野から、

成果の大きな分野、しかも増大する分野へと、資源を向けなければならない。

そのために昨日を捨て、すでに存在しているもの、

知られているものを陳腐化しなければならない。

明日を創造しなければならない。

 

 

企業の目的、それは、顧客を創造することである。

 

顧客が価値を認め購入するものは、財やサービスそのものではない。

財やサービスが提供するもの、すなわち効用である。

真のマーケティングは顧客からスタートする。

顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足からスタートする。

顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。

 

 

・働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たさなければならない。

 そのためには三つの条件、すなわち、

 働く者を社会の生産的な一員にする仕組みが必要である。

 

①生産的な仕事の提供(仕事の内容やプロセスを分析し、

 チェックの仕方・基準の検討を行い、適切な道具や情報を提供する)

 

②成果についてのフィードバック情報を与える

 

③継続学習できる環境

 

 

・人こそ最大の資産である。

 人は弱い、問題を起こす、雑事を必要とする、費用であり、脅威である。

 しかし人が雇われるのは強みのゆえであり、能力のゆえである。

 

①仕事と職場に対して、成果と責任を組み込む。

 

②共に働く人たちを生かすべきものとして捉える。

 

③強みが成果に結びつくようにする。

 

 

・マネージャーには、二つの役割がある。

 

①部分の和よりも大きな全体、すなわち

 投入した資源の総和よりも大きなものを生み出す生産体を創造すること。

 

②あらゆる決定と行動において、ただちに必要とされているものと

 遠い将来に必要とされるものを調和させていくこと。

 マネージャーには根本的な資質が必要である。真摯さである。

 一流の仕事を要求し、自らにも要求する。

 

 

・組織の目的は、凡人をして非凡なことを行わせることにある。

 天才に頼ることはできない。天才はまれである。あてにできない。

 組織がなしうる最悪のことは、エリートを育成すべく他の者を放っておくことである。

 凡人から強みを引き出し、他の者の助けとすることができるか否かが、

 組織の良否を決定する。同時に組織の役目は人の弱みを無意味にすることである。

 要するに、組織の良否は、そこに成果中心の精神があるか否かによって決まる。

 

①組織の焦点は、成果に合わせなければならない。

 成果とは、高度の基準であり、また打率である。

 人は優れているほど多くのまちがいをおかし、新しいことを試みるのだから。 

  

②組織の焦点は、問題ではなく、機会に合わせなければならない。

 問題は無視できない。

 だが、その事が中心である限り、それはいつになっても、

 昨日を黄金時代と考える組織である。

 

③昇給、昇進、降級、解雇など人事に関する意思決定は、

 組織の信条と価値観に沿って行われなければならない。

 そして、これら人事に関わる決定は、真摯さこそ唯一絶対の条件であり、

 すでに身につけていなければならない資質であることを

 明らかにするものでなければならない。

 

 

 

厳しいけれども、深い人間愛に満ちたドラッカー博士の思想・著書にふれ、

自らの強みをより発揮するためにも、さらなる変革の必要性を痛感した今日この頃でした。

 

 

 

 

参考文献 

『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』

 著者 岩崎夏海 (ダイヤモンド社) 

  『マネジメント(エッセンシャル版)』 

        著者 P・F・ドラッカー

         編訳 上田惇生 (ダイヤモンド社)

 

 

 

 

 

 

 

2010年05月07日


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