原田隆史先生と「原田メソッド」

新年あけましておめでとうございます。皆様旧年中は大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。

新年早々の能登半島地震の関係者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

昨年は新型コロナウィルスが5類に引き下げられ、野球ではWBCで日本が14年ぶりに優勝、大谷がメジャーで本塁打王をとるなど明るいニュースに元気づけられました。今年も一年が皆様にとってどうか素晴らしい一年でありますように。今年一年よろしくお願いいたします。

今回は、大谷翔平もつかったと言われている「原田メソッド」の考案者、カリスマ教師原田隆史先生の「夢を絶対に実現させる60日間ワークブック」(日経BP社)から、印象に残りましたところを引用ご紹介させていただきます。

原田隆史先生と「原田メソッド」

原田隆史先生は教師時代、公立中学校の陸上部から7年間で13回の日本一をだしたことで知られています。陸上部を日本一にするため、トップアスリートや名経営者などいわゆる成功者たちを徹底的に研究され、「原田メソッド」を考案されました。大谷選手も花巻東高時代このメソッドを活用したと言われています。

「成功とは技術だ」と原田先生は強調されています。目標を達成できるかできないかは、「目標の立て方」と「目標を達成するための方法」、つまり成功の技術を知っているかどうか、習得しているかどうかだと言われています。

自分の力で自分にとって価値のある目標をたて、達成できる「自立型人間」の育成を目指す「原田メソッド」は、教師や教育界のみならずビジネスパーソンからも多くの支持を集められています。以下本書の「成功者が共通して身につけている成功のコツ」から印象に残りましたところを抜粋・引用させていただきます。

成功者が共通して身につけている成功のコツ

①「心・技・体・生活」のバランスがとれている

夢を絶対に実現させたいと本気で思うなら、心と生活から変えなければなりません。スポーツには「心・技・体」があるといいますが、技術・体力以上に、心が大事です。また、家庭も含めた生活すべての質を高めていかなければなりません。

②きれいで強い心をつくろうとしている

夢を実現したいという人には「奉仕活動」を決めて、毎日、実践するように勧めています。

夢を実現するには、仲間やほかの人の協力が必要です。協力を得られるのはどんな人か。一言で言えば、「心がきれい」な人です。確実に結果を出す人というのは、生き方と態度がいい。真面目で素直で一生懸命です。「奉仕活動」は、誰もが毎日継続できる努力で、そんな毎日の努力の継続が、心を強くします。

③夢に日付をいれている

目標を立てるときには、必ず「いつ」「何を」達成するのか、目標をクリアに思い描いてください。それが、努力を成果につなげるカギになります。

④目標のレベルを認識している

目標を立てる前に、その目標が自分にとってどの程度難しいのかを、よく理解する必要があります。難しいと分かっていれば、気をひきしめることもできます。目標は、「こうなったらいいなあ」という「夢のような目標」、「これは必ずできる」という「最低限の目標」、この二つの間の「中間の目標」を書く。それから、これらの三段階を目安に「今回の目標」を書く。

⑤目標に向かう階段をつくっている

一流のスポーツ選手は、「日誌」で毎日、その日の練習を振り返り、「できたこと」と「できなかったこと」を仕分けします。そして「今日は××ができなかった、明日はできるようにするぞ」と、翌日の課題を決めてから眠りにつきます。この翌日の目標こそが、目標達成にむかう階段そのものなのです。目標までの道程に細かな階段を刻むことこそが、「天才」が「天才」であり、「成功者」が「成功者」であるゆえんなのです・

⑥目標を達成した自分をイメージできている

目標設定をするとき、「目標を達成したときの自分の人間像」と「目標を達成することで自分が得られる利益」を紙に書きだしてもらいます。そうやってセルフイメージとモチベーションを高めるのです。もしも、目標を達成したならば、どんな立派な人間になっているのでしょうか。そのイメージできたものが「人格目標」です。真の成功をつかむには、人格目標も必要です。「目標を達成したときに得られる利益」でも、お金や車といった現実の利益だけでなく、充実感、満足感、達成感もイメージしてください。人間には、物心両面が必要なのです。

⑦自分の強みと弱み、自己分析ができている

「目標」を立てたら、「方法」を考える前に、「自己分析」をしなければなりません。自分の中にある「〇の習慣」と「×の習慣」を探りだし、紙に書きだしてください。自己分析で、自分の悪い習慣を探し当て、自分だけの改善方法を導き出す。それが成功の秘訣なのです。

⑧気持ちを前向きにコントロールしている

世界のトップアスリートや成功者の言動を分析し、メンタル面で、いくつかの共通点に気づきました。第一に、彼らは「決意表明」をします。第二に、彼らは、自分を前向きにする口ぐせ、「セルフトーク」を持っています。第三に、彼らは「ルーティン」と呼ばれる、自分の気持ちを整える動作を持っています。

 

最後に、原田先生の次のような言葉が印象的でした。

人間は、体の栄養だけでは生きていけません。元気ややる気という心の栄養を誰かから供給してもらわなければ生きられないのです。心の栄養をもらうため、日ごろから感謝の気持ちを忘れず、ほかの人との良いかかわりを増やしてください。

 

原田先生言われていることは一つ一つ内容が深くて、これまたなかなか実践することが難しいものが多いように思いましたが、原田メソッドで、今回ご紹介できなかった大谷選手もやったといわれている「オープンウインド64」もやってみて、今年も良い年にしたいと思いました。

今年がまた皆さまにとって大いなる希望であふれるよい一年となりますように。

参考文献:「夢を絶対に実現させる60日間ワークブック」  著者 原田 隆史 日経BP社

 

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