昼間は暖かい日も増え、今年も早いものでもう３月半ばがすぎました。皆様いかがお過ごしでしょうか。確定申告では皆様に大変お世話になりました。この場をおかりして改めて御礼申し上げます。今回は本屋でずっと平積みされていた本でふと買ってしまいましたレス・ビブリンの「人望が集まる人の考え方」（ディスカバー携書）から印象に残りましたところを引用ご紹介させていただきます。

人望が集まる人の考え方

○すべての人は成功と幸福を求めているが、その成功と幸福は、他人との関わり、すなわち、人間関係を通じて収められるものである。

○よい人間関係とは、自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、相手が求めているものを与えることだ。それ以外の関係はうまくいかない。

○すべての人が他人に何かを求めている。誰もが相手に好意を求め、自分を受け入れて認めてほしいと思っている。現実をみてみよう。

・夫婦は互いに愛情と献身を求めている。

・親は子供に従順さを求めている。

・子供は親に愛情と安心を求めている。

・セールスマンは顧客に取引を求めている。

・経営者は従業員に忠誠心と生産性と協調性を求めている。

・従業員は経営者に仕事に対する賞賛と承認を求めている。

○すべての人は今、他人が求めているもの「隠れ資産」を、ふんだんに持っている。そこで、それをその人たちに気前よく与えれば、彼らは喜んであなたに成功と幸福をもたらしてくれる。

○あなたが持つ「隠れ資産」とは、次のようなものである。

・あなたは他人の価値を認める力を持っている。

・あなたは他人が自分を好きになるのを手伝う力を持っている。

・あなたは他人を受け入れて大切に扱う力を持っている。

あなたは人々が求めてやまない莫大な「隠れ資産」を持っているのである。

○人間関係を好転させる最も即効性のある方法は、自分の「隠れ資産」を気前よく相手に与えることだ。出し惜しみしてはいけない。コストはかからないし、使い果たすおそれもない。条件もつけてはいけない。自分の求めているものを相手が与えてくれるように画策してはいけない。何が得られるか考える必要もない。それを気前よく与えれば、必ず何倍にもなって戻ってくるからだ。

○人間は相手の行動と態度に対して同じように反応するという心理学の法則がある。

情熱を持って振る舞えば、相手の情熱をかき立てることができる。

自信をもって、自分を信じているように振る舞えば、相手はあなたを信頼する。

相手を信頼していることを知らせれば、相手は自分が信頼に値する人物であることを証明しようと努めてくれる。

思想家のエマーソンが「相手を心から信頼すれば、誠意を尽くしてくれる」と言っているがそのとりである。

本書はデール・カーネギーの「人を動かす」と並んで全世界で人間関係のバイブルとして支持されているそうです。

成功と幸福のもとは人間関係、いつもついつい自分中心にものごとを考えてしまっていますが、レス・ビブリンのいっているように、何とかまわりの人の求めているものを知って、少しでも自分の「隠れ資産」を気前よく与えられるようになって、今年もすすんでいきたいと思う今日この頃でした。

参考文献：レス・ビブリン　弓場隆訳　ディスカバー携書