アパホテルと元谷社長

早いもので今年ももう9月となりましたが、今年の夏は各地で最高気温を更新するなど本当に暑かったですね。皆様お元気でお過ごしでしょうか。

今回はたまたま大阪のアパホテルに宿泊することがあり、そこで販売されていた「強運」(元谷芙美子著 SBクリエイティブ株式会社発行)という本、そうです、アパホテルの女性社長元谷さんの書かれた本から、印象に残った部分を紹介させていただきます。

 

アパホテルと元谷社長

攻めの姿勢で首都圏を中心に事業を拡大し続けるアパホテル。平成29年11月期の決算発表では売上高1050億円、経常利益350億円と今も増収増益を続けられています。

今回ご紹介させていただく「強運」の著者である元谷芙美子さんは、このアパホテルの社長で、「私が社長です」と言っては、派手な衣装、帽子そして化粧でテレビ等にも登場されていて、御存知の方も多いのではないかと思います。

 

元谷さんは、1947年、福井県に生まれ、将来は学校教員になりたいと思われていましたが、県立高校3年生のときにお父さんが病に倒れられ、大学への進学を断念。福井の信用金庫に就職されます。そこで同じく地元の信用金庫に勤務されていた元谷外志雄さんと結婚。その後ご主人である元谷外志雄さんが、のちのアパ株式会社となる注文住宅販売会社を起業設立され、ホテル事業にも進出、ご主人を支えて、営業に管理に、同社の成長に大きく貢献されます。1994年からは芙美子さんがホテル事業の社長をまかされ、赤字すれすれの状態から今日の成長の奇跡をつくってこられました。

 

「強運」

本書はそんな元谷さんによって、プラス思考を徹底して、運を引き寄せる方法が紹介されています。

たとえば、幸運を運ぶ7つの習慣。

・自分をラッキーだと思う

毎日「幸せだな」「ラッキーだな」と、感謝しながら過ごす。

・人付き合いはバリヤフリーで

大好きな人には、全力で好意を表現する。

・人のいいところだけを見る

身近にいる人こそ、いいところがあればどんどん褒めて、感謝の気持ちも照れずに伝える

・挨拶は一足お先に自分から

何事も待っているより、自分から行動を起こす。先手必勝。

・いつもまっさらな気持ちで

どうせ新しいことにチャレンジするなら、不安を感じるより、変化を楽しんだほうがお得。

・健康の秘訣は、いつも等身大の自分で、「とことん仕事を楽しむ」こと

・お願い事は、明るく、真摯に

お客様を信頼しているからこそお願いごとをする。

 

ハプニングこそ、幸せをつかむチャンス

本書には次のような元谷さんのエピソードが紹介されていました。

都心の高級ホテルのロビーのラウンジで大事な商談をされていたときのこと。元谷さんの目の前を大きな虫が横切りました。

「うわ、でっかい蚊!それ!」と勢いをつけて、パーンと両手を合わせる。見事にキャッチされた手のひらを見てみると、予想以上に大きな黒い物体が。これには、お客様も、「社長。すごい。俊敏でいらっしゃいますね」と言われたとか。

「それにしても大きい。」よくよく目をこらすと…なんと元谷さんのつけまつげが!

「これ、蚊とちゃうわ。私のつけまつげやわ!」

まるでコントのような出来事に、その場の一同腰が抜けるほど大爆笑になったとか。商談の輪に、一気に連帯感が生まれて、話はとんとん拍子にすすんでいかれました。

 

元谷さんの言葉です。

本来なら、恥ずかしくて、お客様に顔向けできないと思ってしまうような出来事かもしれませんが、私はこのような思いがけないハプニングこそ、幸せをつかむチャンスだと思っています。

仕事をしていると毎日のように訪れる大小さまざまなトラブルや想定外のピンチ。これをラッキーと捉えるか、アンラッキーと捉えるかは自分次第。いつもどんなことでも、自分にとってラッキーだと捉えられたら、人生はどんどんよい方向に転がっていきます。

 

とにかく自分をラッキーだと思う、どんな出来事もプラスに考える、人への感謝の気持ちを忘れない。どの言葉も本当に前向きで、大いなる元気をいただいた本でした。そして、幸せいっぱいの人生にしていきたいと改めて思った今日この頃でした。

 

参考文献 「強運」元谷芙美子著 SBクリエイティブ株式会社発行

 

 

2018年09月11日

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